仕事をサボってキングダムを読みふけってみた結果

投稿日:2016年12月27日 更新日:

年末の忙しいときだというのに、以前から読みたいと思っていた「キングダム」を1〜44巻まで読みふけってみた。
最初の1〜10巻は2日
11〜44巻は4日くらいかかって読み終えてみた。
その間、ほとんど仕事はしなかったが、連日の忘年会には参加していた。
せっかく6日間もマンガを読み続けたのだから、これによって自分が得たものについて考えてみた。

正直、このキングダムを読んだことによって、自分の考え方や行動に影響を受けることはなかった。
読んでいる最中はすごく面白くて、時間を忘れて読みふけっていたが、自分も中華統一ではなく日本一の何かを作り上げるためにがむしゃらに頑張ろうとは思わなかった。
部下を持って、大きな組織を作り上げたいとも思わない。
今まで通りの考え方。

一つ影響を感じるのは、「仕事したい!」という意欲が強くなってきたことかな。
これはマンガの「戦い」と「仕事」を置き換えることで影響を受けたのではなく、このところ仕事から離れていたから、仕事をしたくなった感じが強い。
読んでいる最中も、外注さんやスタッフから連絡が沢山入っていて、早くそれらを処理しなければならない気持ちもあったんだけど、それを抑えて読み続けていた。

周りの人に迷惑をかけているとわかっていながら、読み続けることの罪悪感がすり替わったのかもしれない。
まぁ6日間も好きなことやってたんだから、リフレッシュして仕事へのやる気がアップするのは自然なのかもしれないな。

キングダムの内容について考えてみると、よくもまぁ〜これだ簡単に沢山の人間が死ぬもんだな〜と思う。
現代では考えられないくらい「死が近い」
ちょっとでもヘマするとすぐに死がやってくる。
それでも、その死を恐れずにチャレンジし続ける人たちばかり。
人間にとって、やはり生理的に一番恐れることは死なんだと思う。
それを恐れない人が沢山生み出される環境も想像がつかない。

こう考えると現代に生まれて、チャレンジしないというのは不思議に思えてくる。
サッカー選手を目指したり、会社を興したりして失敗しても命までは取られない。
チャレンジしなくても、親の言う通りに学校へ通ったり、会社に行き続ければ生命の安全は保障される。
子供の頃からの教育にも影響されているかもしれない。
何もしないで失敗もしない人よりも、チャレンジして失敗する人の方が、ダメな人間というレッテルを貼られてしまうような教育を受けているからかも。
でも、本来はそういうチャレンジし続けてきた人類が、今の社会を作り上げている。
世界中でもチャレンジは続いているが、日本にはその色が薄い。

ちょっとこじつけになってしまうかもしれないが、日本もそのうちチャレンジする人がたくさん増えてくると思う。
大きな会社自体も、全員の面倒を見ることができなくなっているし、個人個人がリスクをとって生きていかなければならない時代に突入してくる。
これが本来の人間の姿だからだ。

そうなると、うちの会社で掲げている、「外注さんのプロジェクトチームを作る名人になる」という目標こそが日本にとって大切な仕事になると感じた。
一人一人がリスクをとって生きていくには、個人事業主のような考え方になっていく必要がある。
その個人事業主が力を発揮しやすいプロジェクト作りの名人になるんだ。
会社に寄りかかって、会社の命令で疲れ果て、自分の頭で考える気力がなくなって、病気になっていく人が沢山いる社会よりも、自分の頭で考えてチャレンジし続ける個人事業主が沢山いる社会の方が楽しいと思う。
そういう環境を実現するために頑張ろう!と思った次第です。

6日間仕事をサボった言い訳としては、こんなところかな。

-雑感

Copyright© SHIGEの七転び八起き , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.