人の脳はまったく知らないことは認識することができない。
例えば、江戸時代の人にスマホを見せても、変な形をした黒光りした物体にしか見えない。
「よくわからないもの」として分類され、丸いボタンがあったとか、サイドに小さいボタンがあるなんてことも記憶にない。
車にあまり興味のない女性は、白いポルシェと白いフェラーリを見ても違いがわからない。
白いスポーツカーという認識しかできない。
でも、付き合った彼氏が、フェラーリを大好きで、フェラーリの歴史やデザインについての話を聞くと、急にフェラーリが認識できるようになる。
そして、急に街を歩いていて、フェラーリに出会うことが増えてくる。
これは脳の中ので、フェラーリに対する知識がついて、重要性が高まったために、今まで見えなかったものが見えるようになったということ。
こんな風に、知識をつけることで今まで見えていなかったものが見えるようになってくる。
同じように、アインシュタインが100年以上前に発表した相対性理論をざっくりでも理解することで、今現在「宇宙のはじまり」はだいぶ解明されてきている。
量子力学をざっくり理解することで、新聞に出ている「国際リニアコライダー」という素粒子の加速器を7000億円もかけて建設しようとしていることも見えてくる。
知らないと「7000億円もかけて何をバカなこと考えてんだ」くらいにしか思えない。
これで物理学の世界と相対論が統一できるような理論を見つけることができれば、世紀の発明だし、宇宙へ移住できるようになったり、エネルギーは別次元から自由に取り出せるようになったりするかもしれない。
量子コンピューターがどれだけすごい技術なのか?不思議な技術なのか見えてもくる。
僕自身が40年以上、そういうことを見ないで生きてきて、この3年くらいで見えるようになってみて、これは何の仕事をしている人でも見えた方が良いと思った。
科学やテクノロジー、医学は専門家が勉強することで、一般の人が勉強しても役に立たないと思って生きてきたが、その考えは間違っていた。
もう知らなければ、時代に沿った生き方ができないと言って良いくらい、重要なことだと感じている。
これから、それをわかりやすく納得してもらえるように説明しよう。
これからの時代は頭を使うことが余暇になる時代になる
僕自身がパソコンを使って、作業をコンピューター内で自動化しているので、今後の仕事がどのようになっていくかを感じやすいと思う。
あと20年もすると、電話のコールセンターはほとんどがAIになるし、車は自動で走り回る。
畑には自動運転のドローンやトラクターが働いていて、そのデータを見てAIが方針を考えて指令を与える。
そんな時代は絶対に来る。
20年後というと僕は66歳だ。
今の66歳というと、定年退職して、元気が有り余って
いるけどやることがなくて、週に3日くらい軽いアルバイトをしているイメージ。
でも、僕らが66歳になるときは、66歳といえば働き盛りだと思う。
定年が75歳になっていたら、まだ9年くらい残っている。
ちょっと前までは、おじさんの楽しみといえば、お酒を飲んで、ギャンブルやって、ちょっとした女遊びをするのが一般的だった。
基本的に頭を使わないことが幸せだった。
仕事で気を使って、頭を使っているのだから、休みの日くらい何も考えないでいたい。
でも、これが20年後になると、人との調整とか気を使うような仕事が少なくなる。
人間がやるのは創造的なアイディアを生み出したり、新しい方法で問題を解決するような頭の使い方。
こういう頭を使わないと仕事がなくなってしまう。
だからと言って、仕事がない人が不幸かというとそうではない。
仕事をしないでも、一定水準の生活はできるはずだ。
すると、時間があってお金がある状態の人が増えるということだ。
そうなると、常に時間があって、食べるに困らないお金があるのに、お酒を浴びるように飲んで、ギャンブルしまくって、キャバクラに通い続けるような生活が楽しくなくなっているに違いない。
仕事のストレスを発散するためにパーッと遊んでいたのに、ストレスが少ないから楽しめない。
すると自分が成長するような趣味や知的好奇心を満たすような趣味に走る人が多くなる。
今まで通りのパーッと遊ぶことだけが幸せという人は、どんどん住みづらい世の中になってくるという流れだ。
知的好奇心を満たすことに目覚めるには、ある一定以上の知識が必要になる。
だから、今後は幸せに生きるために、世の中が見渡せて、自分の中にある知的好奇心に気づくことができるくらいの知識が必要だと思う。
できるだけ頭を使わずにパーッと生きるか、知的好奇心を満たす趣味をもつ生き方をするかは自分で選べば良い。
僕は知的好奇心を満たすことを楽しめる方が人生は豊かになると感じている。
情報をインプットすることで仕事にも役立つ
もちろん、世の中の流れが見えてくるようになれば、仕事にも役立つと思っている。
これからは、頭を使わないで、じっと同じことを繰り返せば良いという仕事はない。
世の中の流れを知って、それに合わせて自分の仕事も順応したり、先回りする必要がある。
僕の場合は、知識を得たことで、人間の世界が「人科の歴史」というように、ちょっと抽象度をあげて見れるようになった。
それによって客観的な目で人間社会の予測をするようになった。
科学・テクノロジー・医療は、さらに加速して進歩するだろう。
正直、この見方をしてビジネスに直結しているとは言えないが、世の中が向かっている方向がわかっていれば、自然と中心を外さずにビジネスを展開できるという感覚はある。
知識が増えると頭が柔らかくなる
知識が増えると世の中がよく見えるようになって、視野が広がって順応性が高くなると感じている。
視野が狭いと「絶対にこれが正しい」と思いがちだが、知識量が増えると、いろいろな事例があるということがあって、正しいというのは見ている視点によって違うのだから、絶対に正しいことなんてないということがわかる。
さらに不確定性定理を学ぶと、この世に絶対はないということがわかります。
素粒子について学ぶと、物体が壁をすり抜けたり、どこにいるかわからない状態があったり、11次元の世界が出てきたり、オカルトのような状態が実際にあることに気づく。
最近の科学によって、よりわからないことがわかってきたという状況。
僕自身はそういうことを知って、一つのことをいろいろな視点から見るようになれたと思う。
勉強が苦手でインプットができないという人は
僕もそうだが、子供の頃の勉強が苦手だったことで、本を読んだり新聞を読んだりできないと思っている人もいるだろう。
でも、それは大きな誤解をしていると思う。
子供の頃は、楽しいとも思えない勉強を無理やりやらされていた。
人間はやりたくもないことをやらされると、能力が低下する。
脳は、嫌なことをやらなくて良い理由を探して、嫌なことをやらなくて良い状況を作り出す方法を探して、やらなくて済むように頭を使う。
だから、何かのきっかけで勉強を好きだと思った人は、勉強に対する能力が発揮できた。
嫌いだった人は、勉強に能力が発揮できなかっただけだ。
だから、本当に知識を増やしたいと思えば、昔とは別人のようにインプットできるはずだ。
騙されたと思って、試してみてほしい。
その際のちょっとしたコツとして、読みたくない本は無理に読まない。
読みたいと思った時だけ、読みたいと思った本だけ読むようにしてほしい。
せっかく読み始めたのにもったいないと思う場合は、図書館で読みたいジャンルの本を10冊借りてきて、読みたい部分だけ拾い読みでも構わない。
とにかく、つまらない思いをしないようにすることだ。
僕がやっている大量に情報をインプットする作業
これは以前の記事にも書いたので、そちらも参考にしてもらいたい。
情報を大量にインプットするにはiPadが便利!あるレベルまで情報を流し込むと見えてくるものがある
僕は常にiPadを持ち歩いて、ヒマさえあれば情報をインプットしている。
iPadがなくても、図書館で本を借りて、常にカバンの中にいれて置いたり、新聞を持ち歩けば同じことができる。
あと、一日の時間の中で、出来るだけ決まった時間にインプットする時間を作るようにすることが効率的だ。
午前中の早い時間が空けられればなお良い。
知識を得るためには1か月頑張ったから十分というわけではない。
長く続けるために、その時間になったら、本や新聞を開くような習慣をつけたい。
科学の情報をインプットした方が良い理由
僕自身は大学へ行くも、文系だったし、1年で中退してしまったので、科学の勉強をしたことがなかった。
だから、科学の勉強をはじめた時は、一気に世界が広がった気がした。
なので、科学の勉強をしたことがない人は、まずここから入ってみることをオススメする。
別に難しい計算式から入る必要はなく、図書館へ行って、1番優しそうな本から始めて、何種類か読んでみる。
すると、興味があることが出てくると思うので、それに関してネットで調べてみたり、図書館で本を借りたりする。
とは言っても、全くわからないと手をつけようがないので、僕が手をつけた順番を下記に記載しておく。
2.インフレーション理論
3.量子論
4.ひも理論
5.不確定性原理
ちなみに、これ一つ一つをざっくり理解するところからで良い。
絵がたくさん入っている本だったり、YouTubeでわかりやすく説明しているものも沢山あるので、楽しく理解できるところまで知識を広げていこう。
新聞から情報をインプットした方が良い理由
新聞は自分に興味のある分野だけではなく、広い範囲のことが載っている。
今まで興味のなかった分野へも知識の範囲を広げるために、読んだ方が良いと思う。
毎日大量の文字情報をインプットする練習にもなる。
毎日の記事の中から、興味が出たものを深掘りするのも良い。
関連のホームページを調べて読んでみたり、本を購入したりして、さらに自分なりの切り口で調べることで、かなり知識が定着する。
調べるのに慣れてくると、30分くらい調べるだけで、結構な知識を得られる。
今まで興味のなかったことまで、知識を広げるために読んでほしい。
興味のある分野の本を読んだ方が良い理由
興味のあることをインターネットで調べるのも良い。
しかし、僕の場合は、インターネットで興味ある分野の関連のキーワードを調べて、そのキーワードを元に本を探している。
そうすると、興味のある分野がどんどん広がっていく。
インターネットで軽く調べると、そこで広がらなくなってしまう気がする。
なので、気軽に借りられる図書館で、沢山の本を借りてきて、興味ある本だけ、部分だけを拾い読みすることもよくある。
買ってしまうと、もったいなくて、読まずにおくことができなくなってしまい、興味のない本を無理に読んで、嫌になってしまうかもしれないので注意してほしい。
大量の知識を得て視野を広げる方法についてのまとめ
中年オヤジになって、大嫌いな勉強を始めるなんて想像もしていなかった。
ちょっと前までは、新聞も読まないし、ニュースやテレビも見ないで、情報を遮断して、アフィリエイトだけに集中していた。
この集中していた時間があったからこそ、ある程度の成果を出すことができたことは確かだ。
でも、そこから知識を広げたことで、チャンスは無限に広がったと実感している。
このブログを読んで、ちょっとでも興味を持った人は、図書館へ行って、科学ジャンルの本を借りられる上限まで借りて、読んでみてほしい。
そして、もしも見える世界が変わったという実感を持てたら、Twitterでコメントしてほしい。